大型屋外ビジョンへプログラマティックOOH広告を配信開始、ヒット

首都圏や大阪近郊をメーンに全国の屋外広告を手がけ、日本最大級の広告ビジョンを保有・運営する広告代理店、ヒットは2月、企業のマーケティングを高めるさまざまな広告展開を企画するジーニーと業務提携。首都高速道路沿いに展開する大型屋外広告ビジョン12面に、プログラマティックOOH広告の配信を開始した。

プログラマティックOOH広告とは、デジタル広告枠の売買取引から入稿、配信までのシステムを自動化したプロセスの総称を指す。その最大のメリットは、掲出予算が大幅に削減できる点。システムを介した自動配信のため、純広告と比べて少額で済み、短期間など小ロットの受注にも対応可能となるそうだ。

ヒットは東京オリンピックの開催や次世代通信「5G」の実用化を控え、OOH広告のさらなる市場拡大を見据え、今回の広告配信システムを導入。WEB広告やOOH広告領域でのOEM提供と多数の実績を持つジーニーとの連携に至ったという。

第1弾として、首都高速道路沿いに展開する大型屋外広告ビジョン12面でサービスを開始。順次、渋谷、大阪・戎橋、同じく大阪・新御堂筋での導入を予定している。

そのほか、今後同広告媒体で注力していきたい領域として挙げたのが、ダイナミックDOOHの実施。これは、屋外広告でありながら視認するユーザーの属性や周囲の環境をAIで識別し、訴求力が高いと思われる広告を能動的に選定して放映する機能を言う。例えばWeb上のリスティング広告のように、興味が湧きやすい映像に自動で切り替わるため、従来のアナログ広告や、数分おきなど決まった工程で表示の変わるデジタルサイネージ類と比べても、一層の広告効果を期待できる。

現在、映像枠購入から配信までに必要な準備期間として5営業日を必要としているが、将来的には短縮させていきたいと同社。さらに広告効果を見える化してWEB管理画面上で記録できるようにするなど、多彩な機能の提供を模索している。

首都高速道路沿いには、ヒットが管理・運営する12カ所の媒体ロケーションがある

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