新型コロナに対する企業の意識調査。63.4%が業績に「マイナスの影響」見込む

帝国データバンクは2月14日から29日までの16日間、新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査を実施。今月6日に、結果を発表した。今回の調査対象は全国2万3,668社で、有効回答企業数は1万704社(回答率45.2%)。

中国の湖北省武漢市を中心に発生し、世界的に拡大している新型コロナウィルス感染症。日本でも日に日に感染者は増え始めており、日を追って企業の危機意識も強まっている。

調査結果によると、新型コロナウイルス感染症による自社の業績への影響について、「マイナスの影響がある」と見込む企業は63.4%。内訳をみると、「既にマイナスの影響がある」が30.2%、「今後マイナスの影響がある」が33.2%となっている。

続いて、「影響はない」とする企業は16.9%だった一方で、「プラスの影響がある」(「既にプラスの影響がある」と「今後プラスの影響がある」の合計)と見込む企業は1.7%にとどまった。

また、「マイナスの影響がある」と見込む企業を日別にみると、日を追うごとに、その割合が増加しているのがわかる。特に各所のイベントを自粛したり、商業施設の営業時間短縮、臨時休校が決まるなどの方針が決定して以降は7割を超え、その傾向が顕著に表れた。

日本で1,000人を超える感染者が出てくるなど、新型コロナウイルスによる感染拡大が世界中を混乱に陥れている。今後、中国湖北省武漢市では15万~20万人の感染者が出てくるというシミュレーションもあるという。2002年に発生した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」が引き合いに出されるが、すでにSARSの感染者数を上回っており、その影響力は計り知れない。今後も国民の生活だけでなく、経済活動にも大きな損失を及ぼすと考えられており、日本全国で早急な対応策が求められている。

調査結果の図解は以下の通り。

新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査結果

関連記事

  1. 2016年度の総店舗数は21万超

  2. 2講演にわたる特別セミナーで今後のデジタルプリント壁紙市場の盛り上がりを予測、LSS

  3. 最大印刷速度550㎡/hを達成した昇華転写プリンター「Tiger600-1800TS」を発表 ミマキ…

  4. 等身大のバーチャルヒューマンと対話できるサイネージシステムを開発。併せて、その活用方法を模索する実証…

  5. 福岡・中州にエリア最大級のLEDビジョンが登場。放映回数が2倍になるお得な期間限定キャンペーンを開始…

  6. JR三宮駅前に神戸最大級の大型ビジョンが誕生! 9月中旬より放映を開始、オーエスとケシオン

  7. 使いやすさと表現力の両立を図った昇華転写プリンターのエントリーモデル「TS200-1600」を10月…

  8. 産業用ドローンによる測量や点検がわかる実演会を関西地方で初開催、セキドとプロクルー

  9. 「バーチャルサイネージ広告」の実証実験を開始。Web上に再現された実在空間に広告を放映、表示灯

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP