神戸市主催による「神戸デザインコンペ2018」の最終秀作が、H1357×W3998㎜の大型看板として製作され、市営地下鉄・新神戸駅から山陽新幹線に向かう連絡通路入口の壁面に掲出されている。
これは、市が推進する都市戦略〝デザイン都市・神戸〟の取組みの一環で、若手を対象に「神戸の玄関口にふさわしい」デザインを募集。全国から35点の応募があった。
最優秀作には、市出身の杉中真由美さんのデザインが選ばれ、新神戸駅の看板に現在掲出中のほか、市より賞金20万円と賞状が贈られた。看板の製作方法は塩ビシートにインクジェット出力。
杉中さんは、制作意図について「実際に看板が設置される場所を活かして、六甲山の麓から見おろした神戸を描いた。ひと目でわかるランドマークもあれば、その場所を良く知る人でないとわからないような普通の風景も描くことで、代表的な建物、誰もが訪れる観光地だけではなく、素敵なお店が並ぶ通り、地元の人に愛されるレトロなビル、大切にされて来た樹木など、それらが集まって魅力的な街となっている神戸の濃密さを表現した」とコメントする。
このほか、神戸市賞に藤倉聖也さん、Kiss FM KOBE賞に森-温さんの作品が選ばれている。
写真提供:神戸市