世界の屋外広告市場は2020年に25%減少へ、WPP傘下の市場予測レポート

世界シェアトップの広告代理店であるWPPグループ傘下のグループエムは22日、2020年と2021年における世界的な広告業界の動向に関する中間予測レポートを発表した。

これによると、新型コロナウイルスの影響で、世界の広告市場は2019年の前年比6.2%増加に対し、2020年には11.9%減少に転じる見通しとなっている。ただし、2021年は米国以外の情勢をもとに集計すると8.2%、米国を含めても5.9%成長すると前向きな予測になった。2021年予測を国別に見ると、米国が0.9%減少、中国が9.2%増加であるものの、上位10カ国のほとんどが2桁成長を見込む。内訳として、日本15%、英国12.6%、ドイツ10.6%、ブラジル15%、オーストラリア25.2%の成長予測。

全媒体の7%シェアを占める屋外広告は、2019年の市場規模が400億米ドルで、うち120億ドルがデジタルメディアである。2020年は、新型コロナウイルスの影響で社会活動が制限されたことにより、デジタルメディアを含め約25%の減少を見込む。しかし、翌2021年には14.9%の成長と部分的な回復が予想できるとしている。2021年以降は1桁台の成長が続き、次第にシェアを落とす一方で、大手ブランドが予算割り当てを増やすと強調している。

>>>グループエムのレポート原文はこちら

関連記事

  1. 大判IJPの導入に最適な「ものづくり補助金」採択の仕組みやコツを解説、日本HP

  2. 渋谷のポスター連貼り媒体に、リサイクル可能な新素材を採用

  3. LINE公式アカウントからデジタルサイネージへの配信が可能に。コンテンツ配信システム「FLOW」に新…

  4. デジタルプリント壁紙「りゅうそう。」が令和2年度沖縄県推奨優良県産品に認定、J&S

  5. 全長12.85mの看板にコーティング剤を施工、KeePer技研

  6. サブスク契約でデザインを代行するWebサービス「助太刀丸」に新プラン登場。利用料が1カ月無料になる特…

  7. 富山市のランドマーク、コカ・コーラ巨大看板が撤去、惜しむ声続出

  8. モンクレール 顔の隠れた凍った8人が佇む屋外広告を都内に掲出

  9. サイン業界の出力業務を一手に引き受ける「インクイット」をオープン。広告印刷物関連のプリント通販サービ…

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP