デジタルマーケティング関連のさまざまな課題を解決するCCCマーケティングと、大型屋外ビジョンを多数取り扱うヒットは8日、屋外のデジタル広告に接触した者に直接情報を提供するダイレクトマーケティングに向けた協業を開始。第1弾として、東京・渋谷の「シブハチヒットビジョン」と大阪・道頓堀の「ツタヤエビスバシヒットビジョン」を対象とした新パッケージの提供開始を発表した。
これは、同2カ所に設置されたビジョンに接触した可能性のある通行人の情報を自動で探知し、動画やメルマガといった広告メディアを対象者の端末に直接送付する全く新しいダイレクトマーケティングの手法。今回の新パッケージでは、Tカードの会員情報を活用し、移動データから、屋外ビジョンに接触した可能性の高い対象者を導き出してシームレスにメディア情報を配信していくという。
CCCマーケティングは、これまで広告接触者の可視化が難しいとされてきた屋外広告の課題を解決するため、年間50億件以上の購買データや7,000万人を超える生活者のライフスタイルデータを分析。それで得られた結果をもとに、さまざまな企業に向けたマーケティングソリューションを提供している。同社の豊富なWeb関連ノウハウと、ヒットの保有する屋外広告媒体を生かし、これまでの屋外ビジョンでは難しかった、より効果的なプロモーションの提供を目指していくそうだ。
今後は、新型コロナウイルスの影響を鑑みながら、さらなるビジョン広告のエリア拡大を模索。併せて、動画やDMといったダイレクトメディアのパッケージ販売を強化していくという。
パッケージの詳細については以下の通り。
【第一弾パッケージについて】
①ヒットビジョン+リターゲティングDM
・掲載期間/2週間掲出レギュラープラン
・放映回数/毎時間あたり15秒×8回
・リターゲティングメディア/T-DM(1万通発送)
※ビジョン掲出期間終了後、最短7営業日で発送可能
②ヒットビジョン+リターゲティング動画メール
・掲載期間/2週間掲出レギュラープラン
・放映回数/毎時間あたり15秒×8回
・リターゲティングメディア/動画メール(3万通発送)
※ビジョン掲出期間終了後、最短7営業日で配信可能
■シブハチヒットビジョン(東京都渋谷区)とは……
渋谷駅ハチ公前広場、スクランブル交差点から見える420㎡の広告用デジタルサイネージ。音楽、ファッションなどに関心が強い10~30代をメーンターゲットに、男女ともに幅広い年齢層へアプローチ可能となっている。
■ツタヤエビスバシヒットビジョン(大阪府道頓堀)とは……
TSUTAYA戎橋店の壁面および屋上に設置された、約455㎡の大型屋外広告ビジョン。「かに道楽」や「グリコサイン」など、大阪を象徴するサインが立ち並ぶ道頓堀エリアであり、1日あたりの通行人数は平日約20万人、休日では約35万人と言われる。