駅利用者のリアル行動を分析できるAIを活用し、交通広告の可視化を実現。スマホ広告と連動した取り組みも実施、ジェイアール東日本企画

ジェイアール東日本企画は8月30日、人のリアル行動をデータ化するプラットフォーム「Beacon Bank」を運営するunerryと連携し、交通広告を起点とした新たな取組みを開始すると発表した。Beacon Bankにより推定される鉄道路線利用者データを活用し、スマホ広告との組み合わせたキャンペーンの実施や、広告効果の可視化など、駅利用者とのコミュニケーションを促進するサービスを提供していく。

ジェイアール東日本企画は以前から、JR山手線各車両や各駅の改札口にBluetooth規格のビーコンを設置し、ユーザーの位置情報を取得。プロモーションやマーケティング活動に役立てられるツールとして、広告主にデータを提供していたそうだ。長年蓄積されてきたそのデータから得られる駅利用者の緯度経度、移動方向、移動スピードなどの位置情報と、Beacon BankのAIによって抽出された「それと似たユーザーの位置情報」を組み合わせれば、特定の鉄道路線利用者を推定できるようになるという。

これにより、交通広告を日常的に視認する駅利用者をスマホ広告でターゲティングしたり、広告の接触者と非接触者で分けて、実店舗への来客にどれほど影響があったかなど、効果を見える化したさまざまな分析を可能に。コロナ禍により鉄道利用者が減少しているなか、広告主企業に交通広告を利用してもらえるよう、同社は今後も、交通広告のDX化を推進していく。

 

関連記事

  1. ビルを丸ごとLEDパネルでフルラッピングしたLEDビジョン。11月末から大阪・ミナミで稼働開始 ブラ…

  2. SDGsに配慮したWeb印刷に加え、デザイン代行も一貫で手がける全く新しいECサイトがオープン、fe…

  3. 虎ノ門ヒルズ駅周辺で路上変圧器による実証実験を開始、QUICK

  4. 幅30mを超える湾曲サイネージを搭載した駅型ショールーミングスペース「AKIBA“CAP”」を4月1…

  5. 新宿駅西口に幅10mを越えるエリア最大規模のデジタルサイネージが登場、小田急電鉄

  6. 電通 国内初の24時間365日体制による電子看板での防災情報配信

  7. 話題の京急120周年事業、今度は生麦駅の駅看板をキリン生茶に

  8. エプソン初のDTF機を4月に市場導入。日々の点検作業が不要となる自動クリーニング機能を多数搭載 エプ…

  9. 海外の3Dプリンター製品を取りそろえるECサイトがオープン。マシンを15%OFFで購入できる開店記念…

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP