AI機能搭載の街路灯から歩行者の属性を診断し、最適な案内を配信する実証実験を開始 六本木商店街振興組合

東京・六本木のにぎわいあるまちづくりに貢献した取り組みを行う六本木商店街振興組合は2月1日、エリア内に設置された「スマート街路灯」を用いて、新しい実証実験を開始した。

「スマート街路灯」とは、AIやビジョンなどのデジタルツールを多数搭載した最新型の街路灯。2020年に同エリアへ初めて採用されて以降、徐々に数を増やしていき、現在では全46基が設置されている。さらに、その内4基にはカメラ、延べ13基にはデジタルサイネージを搭載させ、まちに関するさまざまなデータ収集を実施するとともに、タイムリーな情報発信も行っている。

2月1日からは、東京都が掲げる商店街デジタル化推進事業の一環として、新たな実証実験を開始。カメラから得た通行人の移動方向や、性別・年齢などの属性、さらにはその時の時刻、天候といった周辺環境を加味して、その人々に最適なまちの店舗案内をデジタルサイネージから自動配信していくそうだ。通行人の属性に合わせて、よりニーズに合致する情報をリアルタイムで放映し、まちのにぎわい創出にさらに役立てていくという。

同組合は今後も、東京都、港区と連携しつつ、スマート街路灯のさらなる活用を模索。まちの見える化と最適な情報発信に努めていく。

通行人のデータや周辺環境に合わせて、商店街内の店舗へ誘導する案内表示が流れる

関連記事

  1. クレスト 店舗ディスプレイの効果測定に加え、店舗内の動線分析も可能に

  2. オフィスの改装を記念してスティーブ・ジョブズ氏の写真展を開催。新社屋ではハード面を大幅に刷新し働き方…

  3. AIの活用でターゲット層が絞り込める新しいDOOH広告を提案するウェビナー開催、SMN

  4. 大阪のシンボル・通天閣が9月にリニューアル! 大型ビジョンの設置でこれまでにない多彩な映像表現が可能…

  5. 新宿駅にZ戦士が大結集。悟空がフラッシュで“変身”する広告に話題沸騰

  6. 4月26日と27日に業界の著名人を集めた特別セミナーを大阪支店で開催 ミマキエンジニアリング

  7. 誰でも簡単に取り付けられる軽量ピクトグラムサインに新デザイン12種類が登場、西崎ベース

  8. 全く新しい視点のアップサイクルシステムを考案。屋外広告の有効再利用に一筋の光、一般社団法人530とペ…

  9. まちなかに高さ14m越えのクリスマスツリーが登場!? ビル一帯の壁面を活用したLEDビジョンによる特…

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP