電動キックボードや電動自転車といったマイクロモビリティのシェアリングサービスを提供するLuupは7月1日、道路交通法の改正が施行されるタイミングに合わせて、東京・大阪の各主要駅と日本経済新聞の朝刊を使った広告展開を開始した。
広告のキーメッセージは「本日、法改正。日本の移動が変わります。」。7月1日から施行される道路交通法によって電動キックボードの利用が緩和される点について、より多くの人に伝えるのを目的とした広告となっている。新聞の1面広告はもとより、東京メトロ・半蔵門線渋谷駅や、Osaka Metro・御堂筋線なんば駅など駅構内にも、順次屋外広告を掲出していく。
電動キックボードは、小型かつ自動車に比べて移動に伴うCO2排出量が大きく削減されるなどの点から、近年注目の高まっている乗り物だ。コロナ禍においては、密を避ける移動手段としても普及が加速。一方で新しい乗り物であるため、安全に走行するためのルールを各国が模索している状況であり、日本ではこれまで、原動機付自転車の走行ルールを適用していたという。
しかし7月からは、小型モビリティの車両区分が新しく制定。16歳以上であれば免許なしで、最高速度20km/hの電動キックボードを利用できるようになったそうだ。今後は電動キックボードの普及が、若者間でより一層進む可能性もある。
同社は今後も、マイクロモビリティに関するサービス体制を強化。新たな交通ルールに則り、業界団体や自治体、警察とも連携し合って、新ルールの啓発活動にも取り組んでいく構えだ。8月31日までの期間限定で、電動キックボードを60分無料でレンタルできるキャンペーン企画も実施する。
掲出媒体と、各交通広告の掲出場所・期間は以下の通り。
・日本経済新聞/2023年7月1日の1面広告
・東京メトロ・半蔵門線渋谷駅、コンコース/7月3日〜7月9日
・Osaka Metro・御堂筋線なんば駅、改札外通路/7月3日〜7月16日
・阪急電鉄・大阪梅田駅、JR高架下C通路/7月10日〜7月16日
・東京メトロ・日比谷線日比谷駅、中目黒方面行ホーム駅看板15面/7月1日〜8月31日