観光地を悩ますポイ捨てをIoTごみ箱で解決。埼玉で開催される川越まつりで実証実験へ エスシーシーとセイビ堂

ソフトウエア製品の開発・販売を手がけるエスシーシーとセイビ堂は10月4日、観光地を悩ますポイ捨て削減サービス「TrashMap(トラッシュマップ)」の実証実験を、10月14日(土)〜15日(日)に埼玉県川越市で開催される川越まつりで実施すると発表した。

このTrashMapは、ごみのさまざまな問題を同時に解決するサービス。専用のIoTごみ箱を設置し、その位置情報や捨てられるごみの種類などをWeb上で検索できる。さらに、ごみ箱にはデジタルサイネージを搭載し、スポンサー企業の広告だけでなく最寄りの観光情報も掲示するなど、広告事業としての展開が可能だ。

同サービスを自治体などで導入すれば、観光客のごみが捨てられないという煩わしさを解消し、かつ近隣の観光情報などをプッシュ型で提供できるようになる。加えて、広告事業で得た収入をもとにごみを回収・処分することで、「ごみ箱を設置すると、その収集費用がかさむ」という悩みも解決する。一方の広告スポンサーは、直接的な企業PRだけではなく、身近なところから取り組めるSDGsにもつながる。

川越まつりでは計3台のIoTごみ箱を設置し、ごみ排出量の調査や諸機能の検証を実施。川越市での広告価値の検証なども行う。

現状、観光地では「ごみのポイ捨て」が課題となっているという。回収のペースが間に合わない、その人手を確保できない、業者への委託費用を捻出できないなどの理由で、十分なごみ箱が確保されていないそうだ。 その結果、ポイ捨てが増え、観光地の景観も損なわれるといった問題に発展。また、観光客にとってもごみ箱がないと、いつまで経っても持ち歩く結果になり、快適な観光体験を損なわれてしまう。これらの課題を解決するため、今回の実証実験に至ったとしている。

今後は、同じく川越市で11月下旬に2回目の実証実験を行う予定。Webサービスも含めたTrashMapの全サービスを検証しながら改良点を洗い出し、2024年4月を目途にプロダクトリリースする見込みだ。両社では、「当サービスを各地に広めることで、観光地のごみ問題解消に寄与するとともに、サイネージを活用した観光地同士のクロス広告なども企画し、観光客の人流を生み出していき、観光地相互の活性化にもつなげていきたい」と展望を述べる。

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