静止画が突然動き出す!? Osaka Metro御堂筋線・梅田駅に仕掛け印刷を施した特殊広告が登場 大阪メトロアドエラ、SO-KEN、ミマキエンジニアリング

大阪メトログループの広告事業を担う大阪メトロアドエラは11月27日、仕掛け印刷を手がけるSO-KENと連携し、リライトプリントで出力した屋外広告「プリンテッドシネマグラフ」をOsaka Metro御堂筋線・梅田駅の改札内通路に設置すると発表した。新たな印刷技術を取り入れた広告を掲出し、その効果に関する実証実験を行っていくという。

リライトプリントは印刷背面への光の照射によって、2種類の異なるデザインに切り替わる印刷技術だ。光の種類は、電飾コルトンBOXや室内照明・太陽光などなんでもOK。隠された絵柄や文字を浮かび上がらせるなど、遊び心のある表現が可能となる。

「プリンテッドシネマグラフ」とは、「プリンテッド=印刷」+「シネマ=動画」+「フォトグラフ=写真」を組み合わせた造語。静止画と、その一部が動く特殊印刷技術との組み合わせによって高い訴求効果、認知率の向上を見込める広告で、デジタルとアナログの良い部分を取り入れた全く新しい媒体となっている。

掲出場所は、Osaka Metro御堂筋線・梅田駅構内のショーウインドウ。特殊ストライプ構造で絵柄を印刷したファブリックサインに背面からライトを照射し、静止画がまるで動き出したかのように見える演出を施した。

同広告のデザインを手がけたのは、SO-KENと多彩なコラボ実績を持つプリンターメーカーのミマキエンジニアリング。インパクトの大きい仕掛け印刷によって、新たな広告手法の確立を狙っていくという。

通常時は左の画像だが、LEDを点灯させると右の画像に変化。シューズの色が変わるなど、さまざまな変化を楽しめる

 

関連記事

  1. 新宿駅通路に横幅45m超えの巨大デジタルサイネージを新設、JR東日本

  2. エプソン初のDTF機を4月に市場導入。日々の点検作業が不要となる自動クリーニング機能を多数搭載 エプ…

  3. 安全標識に関わるJIS規格が13年ぶりに改正。UDカラーの採用へ

  4. サイン用途に最適化させたエコソルベントインク搭載プリンターを発表。新フラッグシップ機として世界全体で…

  5. EuroShopが開幕。欧州でもLED FANの人気は健在、ライトボックスは調光演出が進む

  6. 大阪メトロ・御堂筋線なんば駅に大型LEDビジョンが新設。9月から広告枠の販売開始へ 大阪メトロアドエ…

  7. ウォーターレスのダイレクト捺染プリンター「Tx330-1800」と「Tx330-1800B」を4月発…

  8. 大手町、丸の内、有楽町エリアに「まちの一部を切り取った」266枚のアートフラッグを掲出、大丸有エリア…

  9. ドローンを活用した屋外広告物の赤外線診断サービスβ版をリリース。併せて実証実験のモデル企業も募集開始…

人気記事 PICK UP!
PAGE TOP