3D猫で話題の「クロス新宿ビジョン」に効果検証サービスが追加。視聴者数・属性などのリアルタイム分析が可能に クロススペースとサーチ

「クロス新宿ビジョン」を運営するクロススペースは2月6日、広告の効果測定ができるさまざまなメディアを開発するサーチとの連携を発表。屋外広告の視聴者データを可視化するサービス「OOH Analytics」を活用し、より効果的な検証が行えるようにした。

クロス新宿ビジョンとは、JR新宿駅前に設置された3Dビジョン。通行人に視認されやすいロケーションが特徴で、過去には画面内を元気に闊歩する「3D猫」など、さまざまなコンテンツで大きな話題を呼んだ。

ここに新たに追加されたシステム「OOH Analytics」は、AI解析した画像データなどのビッグデータをリアルタイムに処理し、広告の視聴者数や属性を分析できるサービス。これにより、クロス新宿ビジョンを「どんな人たちが・どの様な態度で・何人見たのか」といった視聴データを日時・秒単位で把握・蓄積できるようになり、広告出稿前のシミュレーションや、出稿中の経過モニタリング、出稿後のレポート作成も可能になったという。これまで通りインパクトのある3D映像を掲出できるのはもちろん、より効果的で使いやすいサイネージへと進化を遂げた。

同システムが分析できるビッグデータは、「AI画像解析データ」「Wi-Fiシグナルデータ」「位置情報属性データ」の3種類。これらを、最小15秒ごとに計測し、視聴者数・性別・年代・来訪回数・視聴秒数・視聴態度などをリアルタイムで蓄積させていく。

AI解析によって得られたさまざまなビッグデータを、即時解析できる

導入以降、既にさまざまな効果検証を実施。例えば2023年12月4日~10日までの期間では、15秒広告を毎時4回、7日間ほど放映した結果、合計13万4,377人のリーチが得られ、18万5,092のインプレッションを獲得したというデータを確認できたそうだ。

今後は、ビジョン下のイベントスペース「クロス新宿スペース」と連動したイベントや壁面広告も、効果検証込みで提供していく予定。さらに、「OOH Analytics」で蓄積したビッグデータをもとにした、新たな広告枠の販売システムも随時開発を進めていく。

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