ミマキエンジニアリングは6月6日、生産性を飛躍的に高めた昇華転写プリンター「Tiger600-1800TS」を2023年秋にリリースすると発表した。
「Tiger600-1800TS」は、新しく採用した高速駆動のプリントヘッドと独自の画質技術により、従来機比で143%アップとなる最大印刷速度550㎡/hの生産性向上を実現したのが最大の特徴だ。加えて、従来機では転写紙を装置の後方に装着し、印字後にその前方で巻き取る構造だったものを、同機は後方で巻き取りまで行う構造へと刷新。装置奥行サイズが非常にコンパクトとなり、その設置スペースは約半分にまで抑えられている。
同機に搭載する昇華転写インク「MLSb510」は、繊維業界で持続可能なサプライチェーンを経た製品に与えられる、世界で最も厳しい水準による認証「bluesign APPROVED」を2023年6月に取得する予定。これにより、同製品が世界最高レベルの消費者や労働者の安全、環境への配慮されたものであることを証明し、テキスタイル産業の持続に貢献していくとしている。
「Tiger600-1800TS」の本体価格は1,500万円(税別)で、テキスタイル・アパレル用途向けに全世界で年間200台の販売を見込む。