DTF機の最新モデルをリリース。新開発のプリントヘッドとインクを搭載し、エコノミカルな運用を実現 ローランド ディー.ジー.

ローランド ディー.ジー.は9月25日、アパレルグッズ市場で近年大きな注目を集めているDTFプリンターの新製品として、「TY-300」を発売した。

「TY-300」は、新開発されたスタガ配列の大型プリントヘッドを2基搭載。これにより、アパレル印刷に欠かせない白引き印刷であっても、Productionモードで10.9㎡/hというハイスピード生産が可能となった。

さらに、豊かな色彩による「鮮やかさ」と「自然さ」が両立する印刷設定「True Rich Color 3」も用意。写真はもちろん、細線や小文字など、細かなデザインを精緻に表現できるようになった。また、白インクの濃度が異なる2つのプロファイルも用意しているため、布地の色に合わせて最適な印刷を行えるという。

搭載インクは、新開発の「S-PG2インク」を採用。これは人体に有害な物質を含まず、繊維製品の安全性も保証する国際規格「エコテックス エコパスポート」の認証を受けているのが最大のポイントだ。また従来と比べ、少ないインク消費量で高品質な出力が可能。加えて独自技術により、DTF方式に起こりがちだったプリントヘッド部分にインクが凝固してしまう現象を軽減させているため、クリーニング時の廃液量を削減するエコノミカルな運用も実現する。

そして、ユーザー目線に立ったメンテナンス機能も充実させている。プリントヘッドのノズル抜けを防止する「自動クリーニング」や、効果的なプリントヘッド面の洗浄が行える「ヘッドノズルリフレッシャーツール」など、常にマシンの状態を保つさまざまな機能を搭載。プリントヘッド周りのキャップ、ワイパー、ワイパークリーナー、フラッシングスポンジの交換作業も容易となり、専門スタッフの訪問を待たなくとも、誰でも簡単にできるようになった。

本体価格は、198万円(税抜き)。日本を皮切りに随時ワールドワイドに展開させていき、販売台数は国内外合わせて年間800台を目標にしていく。

製品スペックの詳細は、以下の通り。

 

関連記事

  1. ミラー型タッチパネルディスプレイのレンタル開始

  2. 自転車や自家用車、自宅、洋服など、どんなスペースでも広告メディアにできる新しいマッチングサイトが登場…

  3. 東京・渋谷に20m越えの巨大な壁画アートが出現。新発売のワイヤレスイヤホンを美麗なイラストでPR、W…

  4. 9月の国内景気は建設需要と駆け込み需要が押し上げ、帝国データバンク

  5. 淡色と蛍光の6色インクを初搭載した昇華転写プリンターを7月14日に発売。実用画質で約99㎡/hの生産…

  6. ザイマックス IoTセンサーによる看板の状態監視サービスを4月から提供開始へ

  7. 横浜市が「サインを通した魅力ある景観づくり」をテーマに写真展を開催、約1,000人が来場

  8. オールホワイトのノアルクスWと両面使いのソレイタEを発売、藤田産業

  9. 歌い手・まふまふとコラボしたバスラッピング車両が東京都内に登場。QRコードを読み込むと、auスマホが…

人気記事 PICK UP!

PAGE TOP