日本HPのフラッグシップモデル「HP Latex700/800シリーズ」はなぜ車両ラッピングに最適な1台なのか? 溶剤機には成し得ないマシンの魅力に迫る

インクジェットメディアの簡易施工化が進み、平面のシート貼りに熟練の技術を必要としなくなった現在、サイン製作会社にとって、職人たちの腕を生かせる新たなビジネスの開拓は急務となっている。そんななか、貼りのノウハウを生かせる領域として、次第に注目度を高めているのが、カー(車両)ラッピングだ。

日本HPでは、第4世代のHP Latexインク搭載プリンター「HP Latex700/800シリーズ」の持つ速乾性や耐擦過性といった、溶剤機にはマネのできない特徴を生かして、車両ラッピングを提案。併せて、実際の車両ラッピングに必要な素材から印刷工程、その先の細かい施工方法のレクチャーまで、HP Latexプリンターならではの製作フローを分かりやすくまとめたマニュアル「車両ラッピングハウツーガイド」も提供し、新しい提案を求めるサイン製作会社をサポートしている。

さてここからは、「HP Latex700/800シリーズ」の具体的な魅力に迫っていく。同機でカーラッピングを手がける場合、溶剤機と比較しての優位性はどこにあるのか。

最大の魅力は、その速乾性だ。溶剤プリンターを使用した場合に必須となる、印刷後からラミネート加工までの乾燥時間が不要なため、1日あれば十分にカーラッピング用のグラフィックを高速生産可能。単純比較で、2日ほど早く施工作業に取りかかれる。この納期短縮は、競合他社との明確な差別化になるだろう。

ハウツーガイドのサンプル(仮)

これに加えて、耐候性の高さも見逃せない。HP Latexインクは、熱で硬化したLatex樹脂によるコーティングで顔料を定着させるため、メディアの表面を侵して定着させる溶剤と比べ、塩ビ粘着フィルムなどの素材や粘着剤にダメージを与えない。すなわち、濃色部分のみ縮んだり、剥離が進む、といったトラブルを回避できる。職人側の施工時の負担も少なく、美しく仕上げられるのはもちろん、長期掲出においても安定性は抜群。臭気が無く環境や人体に優しい水性ベースインクでありながら、優れた屋外耐候性を持つHP Latexインクだからこそ、他のマシンにはないスピーディーかつ高品質なラッピングを実現できるのだ。

これからの時代を生き抜く、新ビジネスの開拓へ――。日本HPだからこそできるカーラッピングビジネスの具体的な提案に少しでも興味が湧いたのであれば、ぜひとも「ハウツーガイド」を手に取ってみてほしい。


IGAS2022 ~国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展~ 出展のご案内

日本HPは、2022年11月24日(木)~11月28日(月)に東京ビッグサイト東展示棟にて開催されます『IGAS2022 ~国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展~』に出展します。
IGASは4年ごとに開催される、最新の印刷・紙工・デジタルグラフィックス関連の機材・技術・サービスを一堂に会した国際総合印刷機材展です。HPブースでは最新機種を展示して最新の印刷テクノロジーをご紹介します。ぜひ会場にてHP大判プリンターの印刷スピードや色の再現性、インク品質、プリンターの操作性などをご体感ください。

=日本HP 出展概要=
■ 会  期:2022年11月24日(木) ~ 28日(月) 5日間
■ 小間位置:西展示棟 西5ホール  小間 No. 5-1
■ 出展内容:大判プリンターおよびデジタル印刷機
詳細はこちら https://jp.ext.hp.com/printers/large-format-printers/event/igas2022/

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