デジタルマーケティングのコンサルティング会社・ルグランは10月17日、大型屋外ビジョンを多数保有するヒットと連携し、天気情報とデジタル広告を掛け合わせた新サービス「HITウェザー」を開始すると発表した。
同サービスは、実際の天気に合わせて広告内容が自動で切り替わるのを最大の特徴としている。例えば自動車メーカーであれば、晴れの場合は快適なドライビング体験を提案する広告、雨の場合は近くのショールームに誘導する広告など、通行人のニーズに沿って複数の映像を出し分けるのが可能だ。
ルグランでは、昨今のデジタルサイネージ需要の増加を受け、クリエイティブに秀でた映像製作のノウハウ獲得に尽力。広告を視認する通行人に対して興味を持ってもらうためのコンテンツとは何かを考えた際に、天気と連動した広告の配信に高い可能性を感じたそうだ。
そんななか、東京・首都高速道路沿いのデジタルボードを中心に多数のデジタルビジョンを保有するヒットと連携し、気象データの活用を模索。今回のサービス開始に至った。前述の首都高速道路沿いのほか、表参道、大阪・新御堂筋沿いなど、合計6カ所で展開していく予定だ。
ルグランでは今後も、天気による人々の行動や気持ちの変化に着目した事業を展開。ニーズや状況に応じた臨機応変な情報発信とサービス提供に努めていく。