同社初のUV-DTFプリンターを発表。素材対応力の課題を解決し高付加価値のビジネスを提案 ミマキエンジニアリング

ミマキエンジニアリングは4月、同社初のUV-DTFプリンター「UJV300DTF-75」の発売を発表した。正式リリースは、6月を予定している。

UV-DTFプリントは、UV硬化インクと転写フィルムを用いて、従来の方式では難しかった素材への印刷を可能にする最新技術。金属、プラスチック、ガラス、木材など、あらゆる素材に高精細かつ高耐久な印刷を実現できる。

「UJV300DTF-75」は、同社独自開発のシリコン製ピンチローラーを搭載。これにより、フィルムの糊の剥がれを抑え、安定した搬送を実現する。さらに、薄くて扱いづらい転写シートも簡単にセット可能。初心者のオペレーターでも使いやすい設計となっており、従来のUV機では難しかった、凹凸や曲面のある素材の表面にも、簡単に加飾ができる。

加えて、新開発となるUVインク「ELH-100」「ELS-170」に対応。欧州のSVHC規制で今後使用制限が予想される物質を含まない安全性の高いインクとなっており、GREENGUARD GOLD認証も取得予定だ。作業環境や、使用者の健康も配慮されている。そして、硬質インクと軟質インクを組み合わせ、加飾デザインの強度と柔軟性を両立。業界トップクラスの耐久性を実現している。

なお、専用フィルムは、糊が付いたフィルムと転写シートの2点で構成。加飾手順は、【図】の通りとなっている。フィルムにプリントしたデザインのみが対象物に転写されるため、ステッカーシートのようなカス取り作業が不要。また素材に直接プリントするわけではないため、セット位置のズレによるミスプリントのリスクが低くなっているのもポイントだ。

【図1】UV-DTFプリント方式の加飾手順

その上、同社UV機「UCJV300シリーズ」の高画質と安定性は据え置きで搭載。粒状感が少なく、美しいグラデーションを表現するのはもちろん、小さな文字や細い線も正確に印刷できる。また、「自動ノズルチェック」や「ノズルリカバリ」など、トラブルを最小限に抑える機能を搭載し、ダウンタイムを軽減。インク循環機能により、ホワイトインクの濃度を一定に保ち、ノズルの詰まりを防ぐほか、衝突防止センサーによって操作ミスによる故障を未然に防止するなど、ユーザー目線に立ったサポートも充実させている。

販売価格は、355万円(税別)。リリースから3年間で、全世界合計400台を目標としている。

金属をはじめ、プラスチック、陶器など、幅広い素材対応力を持つ

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