IJメディアの人気シリーズ「バンドーグランメッセ」からエア抜け性能を高めた簡易施工タイプが新登場、バンドーエラストマー

バンドーエラストマーは9月10日、国内一貫生産による安定品質が特徴のバンドーグランメッセシリーズから、簡易施工タイプの塩ビIJメディア「エア・スイープ塩ビ」を発売する。新製品のラインアップは、「GM-ASG80/ASM80」と「GM-ASG100/ASM100」の2種。製品規格は1370㎜×50m。グロス・マットの2種類を用意し、基材厚は80μmと100μmから選べる。【アイキャッチは那覇空港でのASG80先行採用事例】

新製品最大の強みは、エア抜けの滑らかさ。従来製品にあった低収縮性や糊残りの少なさといった武器はそのままにエア抜け性能を高め、施工性を格段に向上させている。サイン施工時の作業効率を大幅に改善し、短納期による大量の貼り施工など迅速かつ丁寧に仕上げなければいけない現場で活躍が見込める。

防火認定とF☆☆☆☆認定を取得しているため、屋内外問わず掲出可能なほか、不燃アルミ複合板はもちろん、同シリーズのラミネートフィルム「GM-CLG/CLM/FLG/FLM」との組み合わせで石膏ボード(80μmタイプのみ)下地にも対応。また、ラミネートフィルムを変えることで屋外の中長期や長期看板からフロアサインまで幅広く使用できる。さらに、100μmタイプであれば、その厚みによって強度かつ割れ裂けしにくい強みも持つ。

このほか、欧州規格に対応しているのも大きな特徴のひとつ。可塑剤を含む塩ビ製品でありながらRoHS2やREACHにも適応しているため、より多彩な案件で活用できる。

取締役営業部長の立道春幸氏は、今後の販売戦略について「海外製品が多いサイン業界向けIJメディアとラミネートフィルム市場で、国内一貫生産のメーカーとしての品質重視はもちろんのこと、今後も建築基準法やさまざまな規制への対応など、法令順守とコンプライアンス対応、さらには環境に配慮した製品を生み出していきたい」と語る。同社はこれからも、国内一貫生産による品質安定性とコストと性能のバランスを強みに、サイン業界に役立つさまざまな資材を提供していく。

宮城県七ヶ浜町サーフショップでの先行採用事例(GM-ASG100)

製品の詳細スペックは以下の通り。

品番:GM-ASG80/ASM80
品名:エア・スイープ塩ビ80 グロス/マット
規格:1370㎜×50m
基材厚:80μm
特徴:エア抜けしやすいタイプの糊を採用し、石膏ボードや不燃アルミ複合板、金属板、アルミニウム合金板などさまざまな下地での防火認定(不燃材料)に対応可能。

品番:GM-ASG100/ASM100
品名:エア・スイープ塩ビ100 グロス/マット
規格:1370㎜×50m
基材厚:100μm
特徴:エア抜けしやすいタイプの糊を採用し、厚みがあるため貼りやすい。フィルムに強度があり、アルミ複合板のつなぎ目でも割れ裂けしにくい。

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