日本コカ・コーラは10月26日、東京・渋谷スクランブル交差点のQFRONT屋上に新設した大型ビジョン「渋谷コークビジョン」の本格稼働をスタートした。
地上約40mの位置に設置した「渋谷コークビジョン」は、約18万個のLEDを使用した透過型LEDビジョンを採用。その透過性を活かし、立体感のある映像を放映していく。背面に設置したLED照明と組み合わせることで、まるで宙に浮かぶようなコカ・コーラを演出する。同社では、「渋谷を訪れる方々に驚きとワクワク感を提供するとともに、コカ・コーラならではのさわやかで前向きな気持ちをお届けする」としている。
透過型LEDビジョンのサイズは、W18×H9.75mの175.5㎡。LEDの数は17万9,712個で、その輝度は7,000cd/㎡、透過率は60%となっている。背面のハイパワーホワイトLED照明は11台設置し、その光束は3万3.000lm。
渋谷コークビジョンの着想は、2017年12月にまでさかのぼる。同年8月、米国のザ コカ・コーラ カンパニーが、ニューヨークのタイムズスクエアに、3Dロボティックによる世界初の屋外広告を展開し、大きな話題を集めた。これを受け、「日本でも人々がわくわくするようなランドマークを」という想いのもと、渋谷コークビジョンの開発プロジェクトが立ち上がったという。約1,000日におよぶ開発期間を経て、今回のお披露目となった。
放映時間は9時から24時まで。コンテンツは、宙に浮かぶようなコカ・コーラや、氷の壁を突き破って登場するポーラーベアなどの5種類で構成する。
コンテンツの概要は下記のとおり。
- 「Kanpai!」(カンパイ!)/放映時間帯:9:00~17:00/放映尺:30秒
- 「Dance」(ダンス)/放映時間帯:9:00~17:00/放映尺:15秒
- 「Illusion」(イリュ―ジョン)/放映時間帯:17:00~24:00/放映尺:30秒
- 「Hologram」(ホログラム)/放映時間帯:17:00~24:00/放映尺:30秒
- 「Polar Bear」(ポーラーベア)/放映時間帯:17:00~24:00/放映尺:30秒