高輪ゲートウェイ駅開業を記念して電子ペーパーを活用した中吊り広告を掲出、山手線

JR東日本は3月3日から17日までの15日間、JR山手線でラッピング車両「山手線Ver.2020 by 東京感動線」を運行した。

これは、山手線30番目の新駅となる高輪ゲートウェイ駅開業を記念したもの。一部の中づりには、大日本印刷が開発した電子ペーパー「Powered by E Ink」を採用した。紙素材でありながら、幕が開くようにイラストが紅白に切り替わる演出によって、SNSを中心に大きな話題となった。

イラストレーターの白根ゆたんぽさんが描き下ろした中づり広告は、電子ペーパーのほか、山手線の歴史と時代毎に移り変わるファッションの変遷も紹介。運行期間中にはSNS連動企画として、「#東京感動線」「#山手線を語ろう」の2つのハッシュタグをつけてTwitter に投稿すると、ドア上・左側のモニターのトレインチャンネルに投稿の一部が放映された。また、運行状況はJR東日本アプリ内でも配信されていたという。

「山手線Ver.2020」は、JR東日本グループの経営ビジョン「変革2027」に掲げる「都市を快適に」の実現に向けた取り組みの一環。今回のラッピング車両では「ちょっとだけ未来の山手線を運行します」をキャッチコピーに、山手線の車両を活用した新たな乗車体験の提供と車両メディアの価値創造を目指した。


このほか車内では、「過去から未来にむけた、東京のまちと山手線、そこに集う人々」をテーマに、JR東日本の通勤電車内で初の試みとなる「山手線ラジオ」や「山手線AR」、「電子ペーパー中吊り広告」、「SNS 投稿の車内放映」などを含む、6つのコンテンツを搭載したという。

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