さらに、「屋外広告を意識して見ますか?」と質問したところ、「興味が湧く広告や目を引く広告があれば見る」と回答した人が51.5%と最も多かった(図2)。次いで「暇つぶしとしてたまに見る」は31.1%、「基本的に見ない」は10.4%、「常に意識して積極的に見る」は7.0%と続いた。気になる内容であれば見ると回答した割合は半数以上と非常に多く、デザインや内容によって、視認性に大きな影響を及ぼすのが分かった。
では、具体的にどのような広告が記憶に残るのだろうか。「駅や街なかで記憶に残るのはどういった広告ですか?」という質問に対しては、「屋外大型ビジョン」と答えた人が最多で36.4%。そして、「屋外看板広告」は28.2%、「電光掲示板/屋外液晶メディア」は17.2%」という回答も得られた(同図2)。
次は、屋外大型ビジョンが記憶に残る理由について迫っていく。「屋外大型ビジョンが記憶に残る理由は何だと思いますか?」という質問に対しては、「目立つところに掲出され、目に入る回数が多いから」という回答が40.1%と非常に高い数値を示した。屋外大型ビジョンは、駅前の目立つ場所や人通りの多い場所に設置されているケースが多く、自然と目に入るため、記憶に残りやすいと考えられるだろう。
今まで見た屋外広告のなかで印象に残っているものについては、
・病院の広告で、院長さんの写真が載っているもの(20代/女性/学生)
・大型ビジョン(40代/女性/会社員)
・大きくてカラフルだったもの。伝えたいことがわかりやすかった(40代/女性/会社員)
・自分に話しかけているようなセリフのもの(40代/男性/会社員)
などの回答が寄せられた。