広告付き周辺案内図「ナビタ」の設置・管理を手がける表示灯は2月14日、ナビタイムジャパンと共同でオン・オフライン併用型のセット広告を4月から提供すると発表した。
このセット広告では、表示灯が運営するコミュニティバス車内のデジタルサイネージと合わせて、ナビタイムジャパンのWebサイト「NAVITIME」、スマホアプリ「バスNAVITIME」の乗り換え検索画面内バナーに広告配信ができる。これにより、広告主はデジタルサイネージ、Webサイト、スマホアプリで、ユーザーの目的地に応じた広告展開が可能になるとしている。
コミュニティバスとは、交通空白地域や不便地域の解消を目的に、地方自治体などが路線バスを補完するために運行。表示灯では、2021年度からコミュニティバス広告事業を本格開始し、バス車内デジタルサイネージの設置から、広告や行政情報の配信・運営までを担っている。
ナビタイムジャパンは、バスの経路検索でも時刻表や運行情報を提供。2021年3月には日本で初めて全てのコミュニティバスの時刻表と停留所の検索に対応した。
両社では、今回の取り組みにより、コミュニティバスの利用者がバス乗車時に限らず、時刻表検索時にもスマートフォンで地域に根ざした企業や店舗の情報を受け取れるようになるとしている。