アートリンクは2月25日、バーニッシュインクの積層で意匠に厚みを持たせ、ツヤツヤな見た目に仕上げる「ポッティング風UV印刷サービス」を開始した。
これは、同社独自開発の印刷技法によって、今までにないポップ調の積層印刷が可能になるサービス。高い透明感かつ高級感を感じさせる独特な意匠性を生かし、商業施設や公共施設の館内案内図、ホテルの避難経路図などの用途で、活用が見込まれている。
同社はかねてより、点字をはじめとした多彩な印刷サービスを展開。UVプリンターを活用した積層印刷のノウハウを積み重ねてきた。しかし、従来の積層印刷ではホワイトインクを積み重ねた方法のため、表面の透明感を十分に表現できず、重い印象になってしまっていたそうだ。
そこで同社では、自社で所持しているUV機の設定を徹底的に調整し、プリンターメーカーと連携しながらより良い積層印刷を追求。独自の印刷設定を開発し、印刷表面に透明な樹脂を流した「ポッティング技法」のような表現を可能にした。
最大印刷幅は、W1,400×H700×D150㎜。インク厚は約0.6~0.8㎜を推奨している。