群馬県前橋市は、昨年9月に定めた「広瀬川河畔景観形成重点地区」における、建物外観工事や駐車場緑化などの整備費用の一部を助成すると、このほど発表した。
広瀬川河畔景観形成重点地区は、中心市街地を流れる広瀬川沿いの厩橋から久留万橋までの1㎞弱の区間。詩人・萩原朔太郎の散歩道として、落ち着きと魅力ある街並み景観の創出を図るとしている。
今回発表された助成金制度で屋外広告物は、以前から設置されていて重点地区指定後に既存不適格となるものの改修または除却について、最大100万円支給するとしている。
このほか、建築物の外観は仕上げ材に木、石、レンガ、塗り壁といった自然素材を1/2以上使用するものに最大100万円、ショーウィンドウは夜間に灯りの漏れるデザインで夜10時まで点灯するものに最大50万円支給するという。
各工事の組み合わせによる上限は合計250万円、工事費の1/2以内となっている。