博報堂DYメディアパートナーズと博報堂DYアウトドアは29日、タクシー車内の後部座席に設置したデジタルサイネージで、動画広告サービスを行う「DiDi TV」の販売を開始した。
デジタルサイネージの媒体を提供する企業は、タクシー配車サービスを行うDiDiモビリティジャパン。タクシーの乗客が対象となった広告サービスのため、東京、名古屋、大阪の3大都市圏を中心とした幅広い広告効果が期待できる。今後は、北海道、京都、兵庫、広島、福岡など、全国各地に配信エリアを拡大していく予定だ。設置台数は3,500台、月間想定リーチ人数は140万人を見込む。
同社が手がける配車アプリサービス「DiDiアプリ」は2018年の配信開始以降、一般的なタクシー利用者はもとより、若い女性ユーザーから高い評価を得ているのが特徴。今年7月から9月にかけては、3カ月連続で配車アプリのダウンロード数1位を獲得している。サービス開始当初は18社だった提携タクシー会社数も、現在では17倍以上となる310社にまで増加。約20,000人のドライバーがDiDiを利用しており、乗車率も増加傾向だという。
今回、幹事代理店として、「DiDi TV」の広告枠を販売する博報堂DYメディアパートナーズと博報堂DYアウトドア。今後も多様化する広告主のニーズに応えるため、最適な広告サービスの提供に取り組んでいく構えだ。