大日本印刷は8月28日、自社で提供しているエレベーター内デジタルサイネージの広告枠の一部を、ジェイアール東日本企画へ提供していく旨を発表した。今後はジェイアール東日本企画の鉄道車両内サイネージ「トレインチャンネル」と組み合わせた広告パッケージを販売していくという。
大日本印刷は、ビル管理会社である東芝エレベータおよび日立ビルシステムと業務提携し、全国のマンションやオフィスビルのエレベーター内に2,200面以上のデジタルサイネージを設置。これまでにも、日々の生活に有益な情報や広告などを配信してきた。
一方でジェイアール東日本企画は、JR東日本の主要駅構内と主要路線車両内で多種多様なデジタルサイネージを運用。なかでも「トレインチャンネル」は、首都圏のJR主要10路線とゆりかもめの車両で、ニュース・天気予報などの情報番組を随時放映し、利用者への高い視認性と注目度を獲得している。
今回の組み合わせ広告によって、マンションのエレベーター内と鉄道車両内のデジタルサイネージ両方への同時放映が可能に。より多くの生活者に向けて、さまざまな広告を提供できるようになった。広告主はターゲットとする生活者の動線に合わせて最適な広告を届けられるため、一層高い訴求効果を期待できる。
配信期間は、エレベーターは1カ月間、車両は1週間を目安に提供。さらにエレベーター広告は延べ70万人以上の視聴者数を確約するリーチ保証型を用意し、配信後に視聴レポートも提供するため、費用対効果も抜群だ。
プランは東京都内のエレベーターと山手線を対象にした「東京都内パッケージ」と、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県のエレベーターと首都圏全線の「トレインチャンネル」を組み合わせた「1都3県パッケージ」を用意。併せてサービスの開始を記念し、特別価格で提供する期間限定サービスも開始。12月末までに契約した広告主は、前者は400万円(税別)、後者は700万円(税別)で広告を掲出できる。