桜井は2月1日、最新の大判プリンターやIJメディアなどが一堂に集結した展示会「サクライフェア2024」を東京都立産業貿易センター台東館・5階で開催した。ミマキエンジニアリングやエプソン販売、ローランド ディー.ジー.をはじめとする主要プリンターメーカーが軒並み出展し、来場者は午前中だけで100人を超える盛況振りとなった。
会場では、プリンターメーカー各社の最新一押し機種を網羅。エコソルベントや水性レジン系インク搭載機にとどまらず、小型UVプリンター、3Dプリンター、レーザー加工機なども幅広く披露された。このほか、リファービッシュ品や環境対応IJメディアなどを出品するブースも見られた。
これらサイン関連の資機材だけでなく、「OA機器・オフィス用品」「防災関連製品」「業務改善・環境配慮製品」「デジタルサイネージ」といったさまざまな商材を用意。ジャンルごとにエリアが分けられ、区分のためのバナースタンドも立てられた。
営業推進企画部 サイングラフィックグループの大内肇部長代理は、「サイン資材にとどまらない当社の幅広い取り扱い製品をよりたくさんの人に知ってもらうために、ジャンルにとらわれない商材を多数用意しました」と語った。
その言葉通り、遠隔からの現場支援に適した国産スマートグラス「InfoLinker3」や、簡単に社員証や会員証といった個人情報付きのIDカードを作成できるカードプリンター「GRASYS」、防錆油を不要とした高機能防錆フィルム「インターセプトテクノロジー」など、最先端の技術を活用したアイテムも網羅。多様化する市場ニーズに応えられる多彩な商材を取りそろえた。
さらに、実務に役立つセミナーも併催。11時から正午までは、ウエストユニティスのスタッフによる「遠隔臨場・遠隔支援に使えるスマートグラス」、14時から15時までは、リンテックの研究員が登壇し、「看板用製品耐候性についての解説」を無料で実施した。
大内氏は続けて、「コロナ禍の収束に伴って数年振りに復活させた今回の展示会だったものの、思った以上の盛り上がりを見せて、大変嬉しく思っています」とコメント。今後もサイン関連に関わらずたくさんの商材を押さえるのを意識しながら、定期的に開催していきたい、と言葉を結んだ。
各社の出展内容は次ページの通り。