全国のイベントや展示会関連を中心に、企業の体験型マーケティング活動を支援する博展は13日、同社グループ会社であり、ITサービスを提供するスプラシアと連携し、オンラインでのイベントプロモーションサービスの提供を開始した。
新型コロナウイルスの影響で、イベントや展示会の中止・延期が相次ぐなか、営業機会を損失してしまった企業に向けて、支援するのを目的としているという。6月中旬には、事業開始に合わせて専用の動画配信スタジオを開設する予定だ。
同サービスは、オンラインの同社プラットフォームを用いて、さまざまな映像コンテンツを制作できるのが特徴。イベントを演出する動画を、撮影から制作まで手がける。撮影ブースの装飾や番組構成企画、キャスティング、各種デザイン制作、BGM制作、CG制作まで行うほか、指定場所でのロケにも柔軟に対応するという。案件ごとに個別でヒアリングするため、クライアントの課題に合わせた総合的なプランニングを構築できるのが強みだ。
また、競合精査やWeb展示会参加人数の絞り込み(抽選制対応)、資料ダウンロードシステム、問い合わせ対応、ログの取得など、さまざまな機能を取りそろえる。そのほか、LIVE配信や参加者アンケート、投票システムの導入、チャットなど双方向コミュニケーションにも対応。YouTubeや zoomといった別のツールと組み合わせるのも可能だ。
6月に開設予定の動画撮影専門スタジオは、同社オフィス内に常設。イメージに合わせて3種類のデザインから選び、オプション次第でさらなる装飾を追加・変更できるそうだ。
同社とスプラシアは5月22日と同28日に、同サービスを活用したオンラインイベントを開催。将来的にさらなる需要の伸びを感じさせるデジタル領域の優位性をアピールしていくという。今後はリアルイベントで培った豊富なノウハウを生かし、デジタルイベントの実施にも注力していく構えだ。