7月30日までミュシャの作品展を開催中。9日の併催セミナーでは現在注目のガラス装飾を解説、LSS

リンテックサインシステム(LSS)は7月5日(月)から30日(金)までの期間、東京・飯田橋のアートギャラリー「ii-Crossing」で、作品展「ミュシャが見つめる未来」を開催している。今展の作品群は、ミマキエンジニアリングのUVインク搭載プリンター「UCJV300-160」で出力されている。入場は無料。

同展のコンセプトは、「SDGs×大判インクジェットプリンター×アートコンテンツ」。デジタルプリント壁紙やウインドウフィルムのSDGsに配慮したLSSのIJメディアに、チェコ出身のアルフォンス・ミュシャが描いた「黄道十二宮」「夢想」「月桂冠」などの代表作を出力している。ミマキエンジニアリングの協力のもと、高濃度な白インクに定評のあるUCJV300シリーズで出力し、透明フィルムなどにミュシャの美麗な作品群を忠実に再現する役割を担っている。

併催して、LSSの担当者をはじめ、デジタルプリント壁紙で豊富な貼り施工実績を持つK3の君和田重則氏や、仕掛け印刷「TRICK PRINT」を手がけるSO-KENのスタッフなど、さまざまな講師によるセミナーを実施。7月9日の10時30分からは、LSSの田邊誠氏が「デジタルプリントで彩るガラス装飾の世界」をテーマに、現在注目のウインドウ装飾について講演した。

LSSの田邊誠氏

田邊氏は冒頭、「ウインドウ装飾の注目度が年々高まっているサイン業界。今後、さらなる伸びも期待できるので、これを機にぜひ一度興味を持っていただきたい」と挨拶。とある出版社がサイン業界を対象に行った過去のアンケート調査によると、「今後さらに伸びていく分野」と言う質問に対し、20.5%は「ウインドウ装飾」と回答し、最も高い数値だったという。

その後は同社のIJメディア「グラフィカル」や、ウインドウ装飾フィルム「ウィンテリア」を活用した実際の事例写真を紹介。飲食店のガラス面に白インクによる装飾を施して店舗の視認性を高めたり、オフィスの窓面にグラフィックを掲出して社内に働きやすい雰囲気を作ったりなど、さまざまなウインドウの活用方法についてレクチャーした。

さらに、窓面への貼り付けに適しており、より簡単に貼って剥がせる簡易施工タイプの「スタンピー」や、内相用化粧シート「パロア」、フロア装飾シート「フロアデコ」も併せて紹介。飛散防止対策や防火認定の必要性など、ウインドウ装飾にまつわる知見も交じえながら、安全対策への重要性についても協調した。動画を使って、清掃から貼り付けに至るまで、ウインドウ装飾の施工方法についても解説した。

なお、7月12日(月)からは、日本におけるインテリアコーディネーターの草分けである、町田ひろ子氏が総合デザインを監修した各種事例も追加出展されている。

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