【レポート】木曾福島地区に江戸情緒を取り戻したい。木彫看板で紡ぐ地元デザイナーの心意気

取材中、今マイブームだというガーデニングの装飾に使うモルタル造形について話す姿からは、まるで少年のような無邪気さが感じられた。

さらに、看板だけに留まらず、手作りあんどんや切り絵アートによる店舗内プロデュースも並行して行ったという活動力には驚きだ。地元商店街からも好評だったという。

今回の木彫看板に見られるように、ほっと安らぐような手仕事の工夫を凝らしているのが山下さんの作品の特徴だ。
「昨今の看板は多くの工程を機械化していて、ぬくもりが減りつつあってさびしいですね」と話す。自身がデザインする空間や施設には必ず手作りならではの温かみを感じられる演出を心がけているそう。

シャッターアートに続き木製看板を設置し終わったばかりだが、既に次のプロジェクトの青写真も描いているとはにかむ。今後はあんどんとマイブームにもなっているガーデニングに、得意のモルタル造形を生かした鉢植えによる緑豊かな小庭をまち全体に配置し景観を向上させ、ゆくゆくは地元を観光名所にしたいと目を輝かせた。今後の活動からも目が離せなくなりそうだ。

より商店街を盛り上げるためさまざまな企画を進行中

以前手掛けた宿泊施設。電球色の暖かな光が照らす室内は訪れた人の心を穏やかに包み込んでくれる

まるでプリントしたかのような巨大壁画を手掛ける山下さん。エアブラシとローラを駆使して描く

圧巻のサイズで描かれたみずみずしいポカリスエット

御嶽山噴火による鎮魂の思いを込めて奉納した龍神画

普段はエアブラシを使った手描きアーティストとして活躍中

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