アート作品をビジネスにつなげる活動を行う合同会社・TokyoDexと、東京・渋谷を中心に持続可能なまちづくりを推進する(一社)渋谷駅前エリアマネジメントは10月21日、JR渋谷駅西口の工事現場に設置した仮囲いをキャンバスに見立てて、壁画アートを制作していくプロジェクト「Mural Rookies Project @SHIBUYA(ミューラル・ルーキーズ・プロジェクト@シブヤ)」の開始を発表。壁画アーティストとして豊富な実績を持つ芸術家を多数集め、10月26日に作品が完成した。
これは、TokyoDexが2020年から展開するアーティスト支援プロジェクト「Mural Rookies Project」の一環。欧米と比べて壁画アーティストの活躍できる場面が少ない日本で、練習機会やポートフォリオつくりをサポートするために実施し、世界で活躍するアーティスト輩出に貢献するのを目的としているそうだ。
作画・構成には、米国の壁画アーティストとして豊富な経験をもつJay Shogo氏を起用。さらに、独自の世界観とカラフルな色彩を特徴とするJIRO氏、アクリル絵の具とセメント粉を駆使する画家兼デザイナーKAISO氏、図形やライン使い、色彩を得意とするペインターLITTLE YORKE氏、感動、思い、匂いといった感動を想起させる作品を描くイラストレーターSHIO氏の4人のアーティストを招き、「私にとっての渋谷」をテーマに、全長約12mの仮囲いに壁画アートを施した。
壁画アートの制作過程や実際に完成した作品は、両者の公式ホームページやSNSアカウントで発信していく予定だ。