川崎市 12月に条例の一部改正へ。禁止区域で屋外広告物の掲出可能に

神奈川県川崎市は、今年12月の市議会で市屋外広告物条例の一部改正案を提出する。これが可決されると、禁止区域・物件であっても公益性があれば広告の掲出が可能となる。

同条例は1971年に施行されたもので、禁止地域や禁止物件での広告制限などを定めている。現状、JR川崎駅の東口・西口をはじめ、JR武蔵小杉駅、小田急線新百合ケ丘駅といった市内9カ所の駅前広場が禁止地域となっており、違反した場合50万円以下の罰金を定めている。

12月の市議会で条例の一部改正案が可決されれば、市はJR川崎駅の駅前広場に広告塔などを設ける社会実験を行う。社会実験は2019年度に予定しており、20年度の本格実施を目指す。社会実験に協力する事業者は公募で募る予定。

川崎市は今年5月に公表した総合計画第2期実施計画で「JR川崎駅の公共空間の有効活用」を掲げており、今回の一部改正により同駅周辺の規制を緩和し、駅周辺の公共空間を有効利用した屋外広告物でにぎわいを生み出す狙いだ。

Print Friendly, PDF & Email

関連記事

  1. 市内の屋外広告を集めたパネル展「横浜サイン展」を本年も開催。看板の基礎知識を学べる解説やクイズも合わ…

  2. 業務提携により屋外ビジョンのアドネットワーク化を推進。デジタル媒体のさらなる有効活用が可能に、東急エ…

  3. 6カテゴリ全55セッションに及ぶ多彩なWebセミナーで新ビジネスの可能性を模索、エプソン販売

  4. 厚み9㎜以下の超薄型両面ディスプレイを共同開発。電車やバスの中吊り広告へ、JOLED

  5. 千葉県 屋外広告物条例の一部改正について意見募集

  6. シャープ 24時間稼働するパソコンレスの電子看板を発表

  7. 新しい総合カタログ「Graphical vol.10」をリリース。環境配慮製品や特殊粘着メディアなど…

  8. JAPANTEX2022 特別展示「第2回デジタルプリントインテリアフォーラム」が盛況裡に閉幕。最先…

  9. 来年2月1日に「サクライフェア 2024」を開催。最新大判プリンターや環境対応IJメディアなどを一堂…

人気記事 PICK UP!

PAGE TOP