横浜市が「サインを通した魅力ある景観づくり」をテーマに写真展を開催、約1,000人が来場

横浜市は1日〜5日、横浜駅前の横浜新都市ビル内シビルプラザで、「横浜サイン展2020」を開催した。パネルの製作や選定などの協力は神奈川県広告美術協会。

同展は、横浜の魅力ある景観を形成する市内の屋外広告物を紹介するイベント。2013年から毎年実施し、今年で7回目を迎える。今回は「サインを通した魅力ある景観づくり」をテーマに掲げ、市内の看板から、機能性やデザイン性に優れた作品を選定。写真をパネルにして、日常生活に溶け込みながらも、風景の一部として輝きを放つ数々の看板を紹介した。

昨年のテーマは、「ネオンサイン」。今回のサイン展でも再び掲示された

開催期間中の来場者数は、およそ1,000人。一部のパネルには看板に関するエピソードやデザインの意図、その場所で店を開くようになった経緯など、看板オーナーからの自由なコメントが添えられた。興味を持った看板を直接見に行けるよう、現地の住所が掲載されたパンフレットも配布した。

会場を訪れた市民からは、「普段見過ごしている素敵なサインを再発見できて楽しかった」「サインの裏にあるストーリーを知れる良い企画だった」「まちを看板の視点から見る機会が少ないので、面白かった」「横浜のサインの素晴らしさを多くの人に知ってもらって、もっと数多くの展示を見られたら嬉しい」などの声が寄せられた。

横浜市では7年前から、横浜の魅力ある景観をつくる屋外広告物を「横浜サイン」と定め、3月1日を「サインの日」と定めるなど、屋外広告物による魅力あるまちづくりを積極的にアピールする取り組みを進めている。

市の担当者は、「見慣れたまちの風景も、看板にスポットを当てればいつもと違った景色に感じれる。今回は一部のオーナーに協力いただき、看板の背景にあるエピソードを掘り下げることで、多くの方に『横浜サイン』を印象付けられたと思う」と手応えを語った。

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