東京・渋谷に登場した全長20m越えの巨大な壁画アート。プロデュース事業を展開するWALL SHAREが語る日本でのミューラルの可能性

海外製の専用スプレー缶。シーンに応じたノズルの付け替えもできる

――今後の展開について、予定はありますか?

直近の目標として、まずは「ミューラルの100作品達成」を目指しています。海外と比べて、日本のアート市場は3%未満と言われており、国内では未だ受け入れられていない実態があります。ミューラルは、絵を描いているプロセスの段階からまちのなかに存在するため、子どもから大人まで誰にとっても身近なアートになり得ます。そういったところから、ストリートカルチャーに親しむ文化の土壌を育てていければと考えています。

実際に、ロンドンやニューヨーク、ロサンゼルスなど海外のアーティストが来日した際に、アテンドしてほしいと声のかかる事例も増えてきました。ミューラルは、企業もチャレンジしやすい領域だと思いますので、協賛や単発のイベントにとどまらず、さまざまなクライアントと一緒に、まちと共存するアートを生み出していきたいですね。

――ありがとうございました

巨大ミューラルは、2023年秋頃まで公開予定。アイナ・ジ・エンドさんがモデルとなり、イヤホンを着けている様子をスタイリッシュに表現したデザインは、渋谷のまちを彩る新たなランドマーク的存在としてSNSなどで話題を呼んでいる。

Print Friendly, PDF & Email
ページ:
1 2

3

関連記事

  1. 昇りは「ポジティブ」、降りは「親しみ」。階段の行き帰りでは、興味を得やすい広告が変わる? 産学連携の…

  2. 【HP Latexプリンター導入事例】アクト

  3. 内照式看板向けに特化させた直管型LED「VLT2」をリリース。ランプの重なりを不要に、ニッケンハード…

  4. 屋外LEDビジョンに対する国民の印象調査を実施。8割以上が「印象に残る」と回答、ICA

  5. 昨年に続いて過去最高値となる7兆3,167億円を記録。イベント・展示会の需要回復で、128.7%の大…

  6. 【page2020 フォトレポート】印刷関連の資機材が一堂に集結

  7. 【IGAS2018 レポート.1】ミマキエンジニアリング、リコージャパン

  8. 2021年の世界の広告市場はコロナ禍前の水準を上回る。屋外広告もほぼ回復に、電通グループ

  9. 【IGAS2018 レポート.2】FFGS、日本アグファ・ゲバルト

人気記事 PICK UP!

PAGE TOP